演題

OP-246-3

経腸栄養療法導入管理時の粘度調整食品が便形状におよぼす多施設共同無作為比較試験

[演者] 田部井 功:1
[著者] 土田 茂:2, 北川 一彦:2, 明石 哲郎:3, 大窪 勝一郎:4, 細田 悟:5, 古川 良幸:6, 田辺 義明:7, 田村 佳子:8, 石川 幹子:9, 種村 陽子:9, 平田 公一:10, 大木 隆生:7
1:東京慈恵会医科大学第三病院外科, 2:土田病院, 3:済生会福岡総合病院膵胆道内科, 4:牛久愛和総合病院総合診療科, 5:大田病院リハビリテーション科, 6:川崎南部病院外科, 7:東京慈恵会医科大学外科, 8:キユーピー株式会社研究開発本部, 9:東京慈恵会医科大学附属第三病院NST, 10:札幌医科大学消化器・総合、乳腺・内分泌外科

【目的】周術期早期の経口または経腸栄養法の開始は術後の回復に重要であるが、浸透圧や投与速度に起因する下痢を発症する。粘度調整食品(REF-P1)を併用した経腸栄養法が便形状におよぼす影響に関し、多施設共同無作為比較試験で検討した。【方法】被験者27名を通常の経腸栄養管理群(対照群)と、粘度調整食品併用栄養管理群(試験群)の2群へ無作為に分け、下痢の発生とブリストル便形状スケールを用いて便形状変化を観察した。【結果】下痢の発症率は8.3%/6.7%であった。便形状平均スコアは、2週間の観測期間、前期/中期/後期で対照群5.9±0.2/6.0±0.2/5.8±0.3、試験群5.8±0.2/5.2±0.2/5.1±0.2と、試験群は後期で有意に改善した。【結論】周術期経腸栄養開始時に、粘度調整食品を加えることは、投与時間を短縮しつつ便形状を改善できる有効な経腸栄養管理法であると考える。
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