演題

OP-245-8

肺葉切除術後気管内チューブ抜管時の咳嗽による肺損傷~ラリンゲアルマスクの有効性~

[演者] 石橋 洋則:1
[著者] 高崎 千尋:1, 中島 康裕:1, 馬場 俊一:1, 小林 正嗣:1
1:東京医科歯科大学呼吸器外科

緒言:呼吸器外科手術には分離肺換気は必須で肺分離換気用気管内チューブ(DLT)が使用されるが抜管時の咳嗽で肺が損傷、肺瘻や出血を経験する。当科では肺気腫症例に対し、2012年9月よりラリンゲアルマスク(LMA)で抜管時の咳嗽予防を施行、その有用性を検討した。対象と方法:2010年4月から2014年3月までに胸部CTで肺気腫と診断された肺葉切除126例。2012年8月までDLTのまま抜管(DLT群)、2012年9月以降LMA使用(LMA群)、この2群間の患者因子・周術期因子を比較した。結果:DLT群は58例、LMA群は68例。患者因子に差なく、遷延性肺瘻(19%:6.2%;p=0.023)、抜管時咳嗽(25.8%:0%;P<0.001)、抜管時咳嗽による肺瘻出現(DLT10.3%、LMA0%;P=0.007)、再手術(6.9%:0%;P=0.028)とLMA群が有意に低かった。結語:肺気腫合併症例ではDLT抜管時の咳嗽による損傷の予防にラリンゲアルマスクは有効である。
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