演題

OP-245-4

悪性腫瘍に合併した周術期静脈血栓塞栓症症例の凝固・炎症マーカーと予後

[演者] 山本 尚人:1
[著者] 海野 直樹:1, 犬塚 和徳:1, 田中 宏樹:1, 佐野 真規:1, 斉藤 貴明:1, 杉澤 良太:1, 片橋 一人:1, 矢田 達朗:1, 今野 弘之:1
1:浜松医科大学第二外科

【諸言】静脈血栓塞栓症(VTE)を合併した悪性腫瘍患者の血栓症・炎症の因子の予後への影響を検討した。【対象と方法】VTE441例から悪性腫瘍周術期の症例85例を検討。VTE発見後の生存曲線解析。VTE発症時のFDP-DD値、血栓部位、DVT症状、WBC、PT、APTT、血小板、Fibrinogen、CRPを単変量・多変量解析。【結果】悪性腫瘍領域は消化器52例、婦人科16例等。有症状DVT11例、無症状DVT74例。術前29例、術後56例。単変量解析はFDP-DD7.4μg/ml以上・未満(p<0.05)、CRP1.9mg/dl以上・未満(p<0.0005)、血栓部位(p<0.05)。多変量解析はCRP1.9mg/dl以上(p<0.0005、HR 6.54、95% CI 2.44-17.54)、FDP-DD7.4μg/ml以上(p<0.05、HR 2.38 95% CI 1.11-5.08)が独立した危険因子。FDP-DDとCRP値に相関はなかった。【考察】CRP高値、FDP-DD高値のVTE合併悪性腫瘍症例の予後は不良であり、積極的補助化学療法介入など治療方針の決定の一助となると思われる。
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