演題

OP-245-3

腹部手術後におけるVTE (venous thromboembolism)予防に対する低分子ヘパリン(Enoxaparin Sodium)投与期間の検討

[演者] 桂 春作:1
[著者] 榎 忠彦:1, 釘宮 成二:1, 岡 一斉:1, 原田 栄二郎:1, 濱野 公一:1
1:山口大学器官病態外科

【目的】腹部手術後VTE予防に対する低分子ヘパリン(Enoxaparin Sodium)の投与期間を探索すること。【対象】腹部悪性腫瘍手術を受ける40歳以上で術前VTEを認めない症例。【方法】短期(術後3日間)投与群と、長期(術後10日間)投与群にランダム化。術後11日目以降に下肢静脈エコーを行いVTEの発生率を評価。全症例に弾性ストッキング・IPCを併用。【結果】短期投与群45例、長期投与群45例が対象。低分子ヘパリン投与との関連が否定できない出血事象を2例(2.0%)、Distal DVTを短期投与群3例(6.7%)、長期投与群4例(8.9%)に認めたが、投与期間によるDVT発生率に有意差はない(P=0.69)。【結論】腹部悪性腫瘍手術術後におけるVTE予防に対する低分子ヘパリンの投与期間は、弾性ストッキング・術中IPCと併用すれば3日間投与で十分である。
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