演題

OP-245-2

当科における術後静脈血栓塞栓症(VTE)予防の現状

[演者] 清水 徹一郎:1
[著者] 窓岩 清治:2, 大森 司:2, 三室 淳:2, 西村 智:2, 堀江 久永:1, 細谷 好則:1, 佐田 尚宏:1, 安田 是和:1
1:自治医科大学消化器一般外科, 2:自治医科大学分子病態治療研究センター

【背景】当科では2012年12月術後肺塞栓症による死亡例が発生したこと、2012年ACCPガイドライン改訂を踏まえ、以下の周術期VTE予防策の見直しを行った。1.周術期VTEハイリスク症例を(1)肥満BMI25kg/m2以上、(2)75歳以上、(3)6時間以上予定手術、(4)72時間超の臥床状態、(5)炎症性腸疾患、(6)悪性腫瘍と定義し、該当する症例は術前にD-dimerを測定、基準値以上の場合は画像診断によるVTEの検索を行う。2.術後抗凝固療法を退院日まで延長。【目的】新たな予防策の有用性を検証する。【結果】2013年4月~2014年3月の当科の手術865症例のうち、ハイリスク症例は723例(83.5%)。(1)術前D-dimerは548例(75.7%)で測定され162例で基準値以上。画像診断は25例に施行され、3例の術前無症候性VTEを確認。 (2)術後抗凝固療法は原則退院日まで投与。(3)出血性合併症、HIT発症例は認めず。【考察】VTE術前スクリーニングは徹底されておらず、科内の意識向上が今後の課題である。
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