演題

OP-244-5

術前皮膚消毒における噴霧消毒法についての検討

[演者] 出口 勝也:1
[著者] 上田 英史:1, 大林 孝吉:1, 大同 毅:1
1:啓信会 京都きづ川病院外科

【はじめに】術前皮膚消毒における消毒法とSSI発生率、消毒液使用量について検討は少ない。【対象と結果】256手術症例を対象とし、アルコール系消毒液を術野に噴霧する方法(噴霧法)と、綿球を用いる方法(綿球法)に分類し、SSI発生率、消毒液使用量、消毒時間を比較検討した。噴霧法129例、綿球法124例での症例における背景に差は認めなかった。SSIの発生は噴霧法6例、綿球法6例で有意差は認めなかった。検出菌に違いは認めなかった。消毒液使用量の平均は噴霧法16.2ml、綿球法99mlで、消毒に要する時間は噴霧法7.3秒、綿球法88.3秒でいずれも有意差を認めた(p<0.001)。綿球法の未使用量の平均は32.3mlであった。実際の術野に噴霧または塗布された有効使用量は散布法16.2ml、綿球法18.8mlで有意差は認めなかった。【考察】噴霧法はSSI発生率の上昇にはつながらず、簡便、経済的、効率的な消毒法であり、術前皮膚消毒法の選択肢となりうると考えられた。
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