演題

SY-17-5

術前左室仕事係数は虚血性心筋症術後のreverse remodelingの程度を予測する

[演者] 新宮 康栄:1
[著者] 若狭 哲:1, 大岡 智学:1, 橘 剛:1, 松居 喜郎:1
1:北海道大学循環器・呼吸器外科

対象は重症僧帽弁逆流を有する虚血性拡張型心筋症患者14例。年齢58±12歳。全例に乳頭筋接合とつり上げを伴うMVPを施行。12例に冠動脈バイパスを併施。経胸壁心エコーにて左室仕事量stroke work (SW)を算出。左室仕事係数(SWI)をSW/体表面積と定義。左室の”reverse remodeling”は (術前LVDd – 術後中期LVDd) と定義。術後心臓関連死亡回避率は3年で93%。術前後で左室駆出率(LVEF)は25±6%から33±8%、LVDdは67±5から60±6 mmに有意に変化。術後中期のLVEFは32±13%、LVDdは60±9 mm、僧帽弁逆流は0.6±0.6度。術前のSWIと術後のreverse remodelingに有意な強い正の相関を認めた(相関係数0.94; P値0.001)。術前LVEFやLVDd、冠動脈バイパス本数とreverse remodelingとの関連はなし。SWIは虚血性心筋症術後の左室reverse remodelingを予測する因子となり得る。
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