演題

OP-244-1

外科医が知っておくべき、HIV感染症基礎知識(HIV感染症患者の手術から、職業暴露まで)

[演者] 長阪 智:1
[著者] 喜納 五月:1, 内田 厫:1, 横手 芙美:1, 有本 斉仁:1, 本田 元人:2, 矢崎 博久:2, 岡 慎一:2
1:国立国際医療研究センター呼吸器外科, 2:国立国際医療研究センター エイズ治療・研究開発センター

厚生労働省エイズ動向委員会の報告によると、2013年末までのHIV感染者とAIDS患者合わせると、新規報告件数は1,590 件と過去最多であり、累積報告件数は計23,015 件でであった。HIV感染症はHIVウイルス が、Tリンパ球に感染、免疫系が徐々に破壊される進行性の病気である。HIV感染症の外科手術に際する問題点として、手術適応と、後天性免疫抑制に起因する術後肺炎や創感染(SSI)などの術後合併症率の上昇があげられ、医療従事者の職業暴露も大きな問題である。HIV陽性患者の外科治療に際し、確立した指標はなく、CD4数と手術合併症の関係は、清潔、不潔手術により異ななることが報告された。これらを提示する。また、HIV感染血液による職業暴露から感染の成立するリスクは、経皮的暴露では0.3%、経粘膜暴露では0.09%と報告され、B・C型肝炎ウイルスに比べると明らかに少ない。暴露事象のリスク、および暴露予防薬について提示する。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版