演題

SY-17-4

左室リモデリング進行度を考慮した虚血性僧帽弁閉鎖不全症に対する弁形成術の工夫

[演者] 若狭 哲:1
[著者] 新宮 康栄:1, 大岡 智学:1, 加藤 裕貴:1, 橘 剛:1, 松居 喜郎:1
1:北海道大学循環器・呼吸器外科

【背景】我々は虚血性僧帽弁閉鎖不全症(IMR)に対して左室リモデリングの程度に応じて弁輪形成術に乳頭筋接合術(PMA)および左室形成術(LVP)を追加する戦略をとってきた。【方法】1999年以降手術が行われた90例を対象に、3群(stage 1:弁輪形成のみ、stage 2:弁輪形成+PMA、stage 3:弁輪形成+PMA+LVP)を比較検討した。【結果】術前NYHA分類(各2.5±0.7度、3.1±0.7度、3.3±0.7度、P<0.001)、左室拡張末期径(各56±7mm、66±5mm、70±7mm、P<0.001)、および左室駆出率 (各45±12%、32±9%、27±9%、P<0.001)は3群間で異なるが、MR重症度には差を認めなかった(各2.9±0.8度、3.0±1.0度、2.9±1.1、P=0.93)。術後全死亡率、心臓関連死亡率、MR再発回避率、再手術回避率(log-rank P=0.61、0.92、0.50、0.58)は3群間に有意差を認めなかった。【結語】左室リモデリング進行に応じて手技を追加する我々の治療戦略は妥当であると考えられた。
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