演題

OP-242-4

脳MRIを用いた乳がん手術後の脳構造変化および認知機能障害の検討

[演者] 佐藤 千穂:1
[著者] 関口 敦:2, 河合 賢朗:1, 多田 寛:1, 石田 孝宣:1, 川島 隆太:2, 大内 憲明:1
1:東北大学腫瘍外科, 2:東北大学加齢医学研究所

乳癌患者の術後認知機能障害を、認知機能検査および脳MR画像検査で評価した。【対象・方法】閉経後乳癌患者30例および閉経後健常成人女性20名を対象とした。術前(1. 5 ± 0.5日)と術後(5.6 ± 1.2日)に認知機能(記憶、注意・集中、処理速度、作動記憶など)および脳形態MR画像検査を行った。脳MR画像解析はVBM(voxel-based morphometry)法を用いて脳灰白質体積の客観的評価を行った。【結果】患者群では対照群と比較し、術後に視床において有意な局所灰白質体積の減少(p < 0.05、関心領域における多重比較補正)と、有意な注意機能の低下を認めた(p = 0.001)。さらに、注意機能が視床の局所灰白質量と相関を示し、麻酔薬使用量が注意機能と相関を示した。低侵襲手術におけるPOCDでは全身麻酔の関与が示唆される結果であると考えられた。
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