演題

OP-242-3

CD4陽性T細胞の機能評価からみた消化器外科術後感染性合併症のリスク評価に関する検討

[演者] 久保 徹:1
[著者] 小野 聡:2, 宮崎 裕美:3, 上野 秀樹:1, 辻本 広紀:1, 神藤 英二:1, 平木 修一:1, 梶原 由規:1, 齋藤 大蔵:3, 山本 順司:1, 長谷 和生:1
1:防衛医科大学校外科, 2:東京医科大学八王子医療センター, 3:防衛医科大学校防衛医学研究センター外傷研究部門

【背景】術後感染性合併症の予測因子として、CD4+ T細胞の活性化を抑制するprogramed death 1(PD-1)に注目した。【対象】開腹手術が実施された101例。【方法】術前(pre)および術翌日(post)における血液でのCD4+T細胞数およびCD4+T細胞におけるPD-1発現率を測定した。【結果】1.CD4+T(post)は(pre)に比べ有意に低下していたが、PD-1(post)は(pre)に比べ有意に増加していた。2.CD4+T(post)は感染群において有意に低値であり、PD-1(pre,) PD-1(post)はいずれも感染群で有意に高値であった。3.Clavien-Dindo分類Ⅲ度以上の重症感染群ではCD4+T(post)が有意に低値であり、PD-1(post)は高い傾向にあった。4.感染性合併症に対するAUCはCD4+T(post)で0.74、重症感染性合併症に対するAUCはCD4+T(post)で0.74であった。【結語】術前後のCD4+T細胞におけるPD-1発現率、および術後のCD4+T細胞数は感染性合併症のリスク評価や早期診断に有用である。
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