演題

膵島移植におけるプロテアソーム阻害による早期グラフト障害の抑制

[演者] 小野 仁:1
[著者] 旭 火華:1, 吉田 雅:1, 腰塚 靖之:1, 渡辺 正明:1, 外丸 詩野:2, 江本 慎:1, 深井 原:1, 嶋村 剛:3, 武冨 紹信:1, 藤堂 省:4, 山下 健一郎:5
1:北海道大学消化器外科I, 2:北海道大学病理学分子病理学分野, 3:北海道大学移植医療部, 4:聖マリア病院研究所, 5:北海道大学移植外科

【目的】膵島移植におけるプロテアソーム阻害の早期膵島障害抑制効果を検討した。【方法】プロテアソーム阻害にはBortezomib(BZT)を用いた。STZ誘導糖尿病マウスに膵島を経門脈移植した。BTZを移植1時間前にレシピエントへ腹腔内単回投与した。移植14日目に血糖正常化率(NGR)と移植膵島機能を評価した。移植12時間後の肝組織中の炎症性サイトカインのmRNA発現を評価した。移植24時間後に肝内膵島の組織学的検討を行った【結果】膵島移植後の肝臓において、BTZ投与群では、無治療群に対しTNF-α, IL-β, MIP-1βのmRNA発現が抑制され、viableな膵島がより多く観察された。膵島移植後NGRは、無治療群 9%に比し、投与群では60%(P<0.05)へ改善した。また、移植14日目のIPGTT後の血糖AUC値 は無治療群1411±269に対し、投与群では1028±375 (p<0.05)であり、BTZ投与群では膵島機能が保たれた。【結論】プロテアソーム阻害は早期膵島障害抑制に有効である。
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