演題

1,8-シネオールによる肝細胞特異的PTENノックアウトマウスの脂肪肝改善効果の検討

[演者] 村田 聡一郎:1
[著者] 小川 光一:2, 岩崎 健一:1, 中山 健:1, 野渡 剛之:1, 佐野 直樹:1, 黒川 友博:1, 田村 孝史:1, 大河内 信弘:1
1:筑波大学消化器外科, 2:筑波大学附属水戸地域医療教育センター

[目的]肝細胞特異的PTENノックアウトマウスはNASHモデルとして知られている。本研究では1,8-シネオールのPTENノックアウトマウスに対する脂肪肝改善効果を検討した。[方法] PTEN-KOマウスを対照群とシネオール群に分け、シネオール群には1,8-シネオールを週2回8週間投与した。[成績] i)肝臓重量は対照群よりシネオール群では有意に低下していた。ii)肝組織中の中性脂肪は対照群で有意に高く、シネオール群で低下していた。iii)肝組織のAktは対照群で活性化し、シネオール群では抑制されていた。iv)脂肪酸合成酵素は対照群で高く、シネオール群では抑制された。LXRおよびAbca1、Abcg1はシネオール群で有意に発現が亢進していた。[考察]1,8-シネオールはLXRおよびAbca1, Abcg1を活性化することによってAktの活性を抑制し、肝臓内での脂肪合成を阻害していることが考えられた。[結語]1,8-シネオールは肝細胞特異的PTENノックアウトマウスの脂肪肝を改善した。
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