演題

虚血再灌流臓器障害における全身性炎症反応とneutrophil extracellular trapsとの関連

[演者] 田中 光司:1
[著者] 小池 勇樹:1, 井出 正造:1, 今岡 裕基:1, 野口 智史:1, 森 浩一郎:1, 沖上 正人:1, 川村 幹雄:1, 奥川 喜永:1, 三枝 晋:1, 問山 裕二:1, 大井 正貴:2, 小林 美奈子:2, 井上 靖浩:1, 荒木 俊光:1, 内田 恵一:1, 毛利 靖彦:1, 楠 正人:1
1:三重大学消化管・小児外科, 2:三重大学先端的外科技術開発学

虚血再灌流臓器障害(I/R injury)は、虚血臓器から放出される種々の毒性物質により二次的に全身主要臓器に障害をきたし多臓器不全を引き起こすが、細胞膨化による血行障害、活性化好中球の血管内皮への付着や赤血球sludgingによる微小循環傷害などの機序が報告されている。組織微小循環障害時に観察される(1)白血球の血管内皮細胞への付着や(2)白血球と血小板との反応や(3)血小板凝集などはI/R injuryの原因というよりも結果と考えられるが、それらが更なるI/R injuryを促進する因子でもある。これまでの二光子レーザー顕微鏡を用いた研究から組織微小循環障害時に(1)~(3)以外にも好中球の新な機能として注目されているneutrophil extracellular traps (NETs)が遠隔臓器において血管内皮障害や血小板凝集の核となり微小循環障害を促進している可能性が分かった。今回、I/R injuryにおける二次的全身性炎症反応とNETsとの関連を考察する。
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