演題

ヒアルロン酸を修飾したS1Pは肝虚血再灌流障害を抑制する

[演者] 佐野 直樹:1
[著者] 田村 孝史:1, 中山 健:1, 田野井 智倫:1, 野渡 剛之:1, 村田 聡一郎:1, 鳥谷部 尚之:2, 兵藤 守:2, 原島 秀吉:2, 大河内 信弘:1
1:筑波大学消化器外科, 2:北海道大学薬学研究院

【目的】ヒアルロン酸(HA)をスフィンゴシン1リン酸(S1P)に修飾した新規HA-S1P製剤が,HA受容体を特異的に有する肝類洞内皮細胞(LSEC)を標的としたdrug delivery systemとしてLSECに集積し,肝虚血再灌流障害を抑制することを明らかにする.【方法】ラットの肝虚血再灌流モデルを用いてコントロール群,HA群,S1P群,HA-S1P群を作成した.各薬剤を尾静脈注射し再灌流30,60,120分後に採血し血清ALT値を測定した.再灌流120分後に肝組織を採取しS1P到達量と類洞構造,抗アポトーシス作用,細胞保護作用を比較検討した.【成績】HA-S1PはS1P単独よりもS1Pの肝到達量が多く,再灌流後の肝障害を有意に抑制し,類洞を保持し,抗アポトーシス作用と細胞保護作用に優れていた.【結論】HA-S1PはS1P単独よりも肝組織へ特異的に集積し肝虚血再灌流障害を抑制した.
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