演題

トリアゾロピリミジン化合物NK026680による抗原特異的制御性T細胞誘導効果

[演者] 江本 慎:1
[著者] 後藤 了一:1, 柴崎 晋:1, 長津 明久:1, 小野 仁:1, 五十嵐 瑠美:1, 深井 原:2, 嶋村 剛:3, 雑賀 寛:4, 武冨 紹信:1, 藤堂 省:5, 山下 健一郎:2
1:北海道大学消化器外科I, 2:北海道大学移植外科, 3:北海道大学移植医療部, 4:日本化薬, 5:聖マリア病院

【目的】抗原感作におけるNKの抗原特異的制御性T細胞の誘導効果を検討した。【方法】C57BL/6 (H2b)マウスにBALB/c (H2d)マウス脾細胞20万個を投与し (感作マウス)、NKを40mg/kgで連日投与した。感作マウスの脾細胞をCFSE染色し、H2dもしくはC3H (H2k)マウスの脾細胞と共培養した。感作マウスにH2d心、H2k心を移植し生着期間を検討した。【結果】7日目の感作マウスの脾細胞中のCD4 CD25 Foxp3陽性T細胞の割合は、NK投与群にH2d抗原を再投与した時のみ増加した。また、H2d抗原に反応し増殖するCD4 Foxp3陽性T細胞はNK投与により有意に増加したが、H2k抗原には増加を示さなかった。感作マウスに移植したH2d心はNK投与群でのみ長期生着し、H2k心は長期生着しなかった。H2d心グラフト内では、NKの投与によりCD4 CD25 Foxp3陽性T細胞数が増加していた。【結語】NKは、抗原感作時に作用することで、同一抗原再暴露後に抗原特異的な制御性T細胞を誘導する。
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