演題

DSS誘発性大腸炎惹起時、CD25high制御性T細胞の大腸から所属リンパ節への移動にα4β7integrinが関与する

[演者] 中西 保貴:1
[著者] 戸村 道夫:2, 坂井 義治:1
1:京都大学消化器外科, 2:京都大学次世代免疫制御を目指す創薬医学融合拠点

背景) 腸間膜リンパ節にて抗原提示を受けたT細胞は、α4β7integrinを発現し、大腸炎病巣に移動するが、大腸から所属リンパ節へ移動するT細胞の意義について報告はない。目的) 大腸炎制御に重要な制御性T細胞(Treg)に着目し、大腸から所属リンパ節(dLN)へ移動するTregの性状を検討した。方法) 紫色の光で緑から赤に変色するタンパクKikGRをknock inしたマウスに、DSS誘導性大腸炎を惹起した。大腸への光照射にて大腸由来細胞を同定した。結果) 大腸炎にて、大腸・dLNにて活性化型のCD25high Tregの増加と、両者間の移動が増加した。大腸からdLNへ移動したCD25high Tregは、α4β7integrinを高発現し、強い免疫抑制活性を有した。結論) 大腸炎惹起時、CD25high Tregの大腸-dLN間の移動が亢進し、この移動にα4β7integrinの関与を認めた。この免疫抑制活性の高いTregは、大腸炎制御に重要な役割を担う事が示唆された。
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