演題

CRP投与によるZEB1およびEMTの抑制効果

[演者] 工藤 智司:1
[著者] 齊藤 元:1, 本山 悟:2, 佐藤 雄亮:2, 佐々木 智彦:2, 今野 隼人:1, 髙嶋 祉之具:1, 齋藤 芳太郎:1, 中 麻衣子:1, 南谷 佳弘:1
1:秋田大学呼吸器乳腺内分泌外科, 2:秋田大学食道外科

背景と目的:我々はこれまで、CRP投与がマウス食道癌におけるリンパ節転移抑制効果や遊走能抑制効果に関与することを発表してきた.本研究ではCRPが上皮間葉転換(epithelial-mesenchymal transition: EMT)を抑制すると仮説を立て実験を行った.方法:マウス大腸癌細胞株(MCA-38)を,CRP 50µg/mlを加えた群とコントロール群に分けWound healing assayを用いて遊走能を比較した.また,C57BL/6Jマウスの背部皮下にMCA-38を移植し, recombinant CRP 1µgを皮下注射する群とPBSを投与する群に分け計9回の投与を行った.腫瘍を摘出し,EMTに関与するマーカーやシグナルに関してリアルタイムPCR法で検討した.結果:Woud healing assayでの比較では,CRP群で遊走能が有意に抑制された.また,マウスを用いた研究では,CRP群でN-cadherinとZEB1が,有意に発現を抑制されていた(p<0.05).結論:マウス大腸癌において,CRPはZEB1を阻害しN-cadherinの発現を抑制した.
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