演題

CRPの抗腫瘍効果 —腫瘍関連マクロファージと腫瘍内血管新生に関してー

[演者] 栗林 邦明:1
[著者] 本山 悟:1, 佐々木 智彦:1, 佐藤 雄亮:1, 吉野 敬:1, 脇田 晃行:1, 南谷 佳弘:1
1:秋田大学食道外科

【背景】癌の進展や転移において、腫瘍関連マクロファージ(TAMs)が重要な働きをしていると報告されている。腫瘍移植モデルマウスに癌進行に抑制的にはたらくと報告されているCRPを投与し、TAMsおよび腫瘍内血管新生の変化ついて検討を行った。【方法】マウス背部にマウス扁平上皮癌細胞を移植した後、マウスCRP 1μgを2日ごと、計15回皮下注射した(CRP群)。対照群にはPBSのみ皮下注射した。開始から30日目に腫瘍を摘出し、腫瘍径とその重量、TAMsおよびphenotype、腫瘍内血管数につき検討を行った。【結果】腫瘍径およびその重量は両群で差を認めなかった。CRP群においてTAMsの総数が有意に多く(P=0.0028)、M2マクロファージの割合が有意に減少していた(P=0.0091)。腫瘍内血管数は、CRP群で有意に少なかった(P=0.0028)。【結論】CRP投与により癌進行促進作用があるとされるM2マクロファージ、腫瘍内血管新生が減少した。
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