演題

腹膜播種モデルマウスに対する腫瘍特異的サルモネラ菌(Salmonella A1-R)の効果

[演者] 松本 泰典:1
[著者] 三輪 真嗣:2, 上原 史成:2, 廣島 幸彦:2, 矢野 修也:2, 山本 真子:2, 舎人 誠:2, 松原 久裕:1, Ming Zhao:3, Robert Hoffmann:2
1:千葉大学先端応用外科, 2:カリフォルニア大学サンディエゴ校外科, 3:AntiCancer, Inc.

【緒言】腹膜播種は予後不良な進展形式と考えられ、近年、腹腔内温熱化学療法やvolume reductionの効果が報告されている。今回我々は、卵巣癌細胞株を用いた腹膜播種モデルを作成し、腫瘍特異的サルモネラ菌(A1-R)の効果を評価した。【方法】ヒト卵巣癌細胞株SKOV3-GFPを用いヌードマウスで同所移植モデルを作成し、A1-R 5×10^7 CFU(colony forming unit) iv投与にて腫瘍増殖抑制・播種の抑制を評価した。癌細胞5×10^6cell ipによる播種モデルを作成し、体表から蛍光で播種結節を確認した。A1-Rのiv投与・ip投与による生存期間・体重変化を評価した。【結果】同所移植モデルでは治療後の腫瘍は治療群で有意に小さく(P=0.022)、治療群で播種への進展が抑制された(P=0.028)。 播種モデルでは、治療群で有意に生存期間の延長を認めた(P<0.05)。腹腔内投与群は経静脈投与群に比べて体重減少は有意に抑制され(P<0.05)、より副作用の少ない投与経路と考えられた。
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