演題

肝細胞癌におけるLysil oxidase-like 2 (LOXL2)発現の臨床学的意義の検討

[演者] 二宮 豪:1
[著者] 山田 豪:1, 岩田 直樹:1, 神田 光郎:1, 小林 大介:1, 田中 知恵:1, 中山 吾郎:1, 藤井 努:1, 杉本 博行:1, 小池 聖彦:1, 野本 周嗣:1, 藤原 道隆:1, 小寺 泰弘:1
1:名古屋大学消化器外科

【背景】Lysil oxidase-like 2 (LOXL2)は酸化還元酵素で、細胞外マトリックスを構成するコラーゲンやエラスチンの架橋形成に関与している。細胞内外の各種のシグナル伝達にも関与しているとされていて、新たな治療ターゲットとしても注目されている。【目的】肝細胞癌(HCC)の癌部及び非癌部におけるLOXL2の発現と臨床病理学的因子・予後との相関を解析し、その臨床的意義を検討。【対象と方法】HCC切除156例の標本からmRNAを抽出し、定量PCR法にてLOXL2発現をそれぞれ測定し、臨床病理学的因子・予後との相関を解析。【結果】LOXL2高発現群:52例、低発現群:104例と二分し、疾患特異的生存期間を検討すると、高発現群の5年生存率は57.9%であり、低発現群の72.9%より有意に予後不良で、変量解析では、肝障害度B、脈管浸潤陽性、LOXL2高発現群の3因子が独立予後因子として抽出された。【結語】HCCにおいて、LOXL2の発現は予後と相関する可能性が示唆された。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版