演題

Trefoil Factor Family 2 (TFF2) 抑制による膵IPMN発生マウスモデルの検討

[演者] 山口 淳平:1
[著者] Thayer P Sarah:2, Warshaw L Andrew:2, 江畑 智希:1, 横山 幸弘:1, 國料 俊男:1, 梛野 正人:1
1:名古屋大学腫瘍外科, 2:Department of Surgery, Massachusetts General Hospital

【背景】我々はpancreatic duct gland (PDG)において、Trefoil Factor Family 2 (TFF2) が特異的に発現していることを発見した。TFF2は腫瘍抑制因子としての役割が示唆されており、膵腫瘍発生にも関与する可能性がある。【方法】TFF2KO; LSL-KRASG12D; Pdx1-Creマウスを作製し、最長生後6か月まで経過観察し、膵における腫瘍発生について検討した。【結果】ほぼ全例の主膵管において膵管上皮の乳頭状増殖を認め、ヒトにおけるgastric-type IPMNと酷似していた。大多数はlow grade IPMN相当の病変であったが(33/49; 67.3%)、一部にはhigh grade IPMN相当の病変も見られた(13/49; 26.5%)。また生後6か月マウスでは多発肝肺転移を伴う膵頭部浸潤癌の発生も認められた (1/12; 8.3%)。【結論】TFF2はIPMN発生抑制因子として作用していると考えられる。
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