演題

大腸癌肝転移におけるThrombospondin-1(THBS1)発現の意義

[演者] 寺奥 大貴:1
[著者] 島田 光生:1, 居村 暁:1, 森根 裕二:1, 池本 哲也:1, 荒川 悠佑:1, 東島 潤:1, 岩橋 衆一:1, 斎藤 裕:1, 高須 千絵:1, 山田 眞一郎:1, 石川 大地:1, 吉川 雅登:1
1:徳島大学消化器・移植外科

【背景】今回Thromnospondin-1(THBS1)が大腸癌肝転移症例において、腫瘍悪性度と相関し、予後予測因子となるという興味深い知見を得たので報告する。【方法】治癒切除を施行し得た大腸癌肝転移初回肝切除症例94例のTHBS1発現を、免疫染色法にて評価した。評価方法は染色強度、染色面積をスコアリングし合計値3をカットオフ値とした。陽性群(n=35)と陰性群(n=59)に分類し、臨床病理学的因子、予後との関連を検討した。【結果】臨床病理学的因子においてTHBS1陽性群はGradeが低く、リンパ節転移は少なかった。THBS1陽性群は生存率は有意に良好(P<0.01)であり、無再発生存率は良好な傾向(P=0.06)であった。単変量解析でGrade、THBS1陰性が予後因子として抽出され、多変量解析でTHBS1陰性は独立予後因子として抽出された(HR=5.96, P=0.01)。【結語】大腸癌肝転移初回肝切除症例においてTHBS1発現は腫瘍悪性度、生存率と相関し予後予測因子となる可能性がある。
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