演題

胃癌における癌特異的Cysteine dioxygenase type 1 (CDO1) 遺伝子のDNAメチル化の臨床的意義

[演者] 江間 玲:1
[著者] 山下 継史:1, 牛久 秀樹:1, 三重野 浩朗:1, 森谷 宏光:1, 細田 桂:1, 片田 夏也:1, 菊池 史郎:1, 渡邊 昌彦:1
1:北里大学外科

[背景] Cysteine biologyは癌幹細胞の活性酸素発生や化学療法感受性に関与する.[目的] 胃癌におけるCDO1(Cysteine dioxygenase type 1) DNAメチル化の癌特異性とbiomarkerの可能性を探る.[対象と方法] TaqMan Methylation-Specific PCRによる胃癌患者組織のCDO1メチル化定量を行った.[結果] S-1標準治療組織(T=167)と対照非癌組織(N=30)の検討では,CDO1メチル化; T vs N=80.2% vs 23.3% (p<0.0001), AUROC=0.81, cut-off=15.7であった.胃癌組織(T=321)において,CDO1 TaqMeth V≧34.6は,<34.6に比較し,予後不良であり(5y-RFS; 51.5% vs 70.0%, p=0.0005),多変量予後解析では,pStageと独立した予後不良因子であった(HR;1.47, p=0.0001).CDO1 TaqMeth V≧54.1の予後解析では,S-1群は手術単独群に対し,最大治療効果を認めた(p=0.0037).[結語] 胃癌のCDO1高メチル化は,予後不良因子であり,補助療法が有効な患者選別に役立つ可能性が示唆された.
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