演題

胃癌におけるEphA1, A2, A4の発現と予後

[演者] 小林 建太:1
[著者] 井ノ口 幹人:1, 中川 正敏:1, 宮崎 光史:1, 油谷 知毅:1, 冨田 知春:1, 樋口 京子:1, 谷中 淑光:1, 佐藤 雄哉:1, 藤森 喜毅:1, 大槻 将:1, 小嶋 一幸:2
1:東京医科歯科大学胃外科, 2:東京医科歯科大学低侵襲医学研究センター

背景:Erythropoietin-producing hepatocellular (Eph) 受容体はチロシンキナーゼ受容体の一種で様々な癌において増殖、浸潤、予後と関与しており、Eph受容体阻害剤の臨床応用もなされている。今回我々は胃癌患者におけるEphA受容体発現について検討した。方法:2003年から2007年の初発胃癌患者222例を対象とした。EphA1,A2, A4の発現を免疫染色(IHC-P)で評価し、臨床病理学的因子、予後との関連を検討した。結果:EphA1, A2, A4の発現は各々、臨床病理学的因子と相関していた。EphA1, A2, A4の高発現は単変量解析でそれぞれ予後不良因子であった(p=0.018, p<0.001, p<0.001)。多変量解析ではEphA4高発現のみが独立した予後不良因子であった(ハザード比=2.7, 95%信頼区間:1.3−5.5, p=0.005)。結語:EphAは胃癌患者における腫瘍進展、予後に関与している可能性が示唆され、分子標的薬のターゲットの候補になりうると考えられた。
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