演題

SY-16-7

局所進行膵体部癌に対しR0切除を行うための治療戦略と手術アプローチ

[演者] 岡村 行泰:1
[著者] 杉浦 禎一:1, 宮田 隆司:1, 上村 直:1, 蘆田 良:1, 山本 有祐:1, 伊藤 貴明:1, 絹笠 祐介:2, 坂東 悦郎:2, 寺島 雅典:2, 上坂 克彦:1
1:静岡県立静岡がんセンター肝胆膵外科, 2:静岡県立静岡がんセンター消化器外科

腹腔動脈合併尾側膵切除(DP-CAR)は、局所進行膵体部癌に対してR0を目指す拡大手術である。我々は、膵体部癌に対するDP-CAR 14例と尾側膵切除(DP)54例を検討し、DP-CAR群を腹腔動脈(CA)もしくは総肝動脈(CHA)浸潤例CA/CHA(+)と、脾動脈根部の浸潤のためDP-CARを要した例CA/CHA(-)の2群に分け、CA/CHA(-)の無再発生存期間(DFS)が14.3か月と、CA/CHA(+)の3.8か月より有意に良好(P=0.013)かつDP群の15.1か月と同等な成績(P=0.45)であったことから、CA/CHA(-)群のような症例がDP-CARのよい適応であるとすでに報告した。以後、CA/CHA(+)は術前治療を行った後、明らかな非切除因子の出現を認めなければ手術、CA/CHA(-)のみ手術先行とする方針とし、方針変更後の全例でR0切除を得ている。今回、DP-CARを施行した症例を呈示し、手術の早い段階でR0の可否が判断できるよう主要血管であるCA、胃十二指腸動脈側CHA、上腸間膜動脈を確保する手技を供覧する。
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