演題

OP-237-5

医源性仮性動脈瘤に対するエコーガイド下トロンビン注入療法の初期成績

[演者] 隈 宗晴:1
[著者] 石田 勝:1, 岡崎 仁:1
1:小倉記念病院血管外科

欧米のガイドラインで初期治療として推奨されている一方、我が国では一般的でないエコーガイド下トロンビン注入療法(UGTI)の初期成績について検討した。対象は平成23年2月より平成26年2月までの間に当科においてUGTIを行った医源性仮性動脈瘤32例。仮性動脈瘤の部位で大腿動脈(F群:23例)と上腕動脈(B群:9例)に分けて比較検討した。エコーを用いて仮性瘤を確認し、仮性瘤全体が血栓化するまでトロンビン液(1000U/ml)を注入した。UGTI直後F群21例(91%)/B群8例(89%)に仮性瘤の血栓化を認めた。早期再発をF群1例とB群1例に認め、外科手術をF群1例/B群1例に必要とした。合併症はB群で仮性瘤圧迫による正中神経麻痺2例(22%)を認め、B群で有意に多かった。遠隔期の仮性瘤再発は認めなかった。これまでの海外の報告と比べるとやや劣る成績であったが、初期治療としては有用であると考えられた。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版