演題

OP-236-5

破裂性腹部大動脈瘤に対する治療戦略:EVAR firstの治療成績(第2報)

[演者] 戸谷 直樹:1
[著者] 宿澤 孝太:1, 福島 宗一郎:1, 百瀬 匡亨:1, 秋葉 直志:1, 立原 啓正:2, 大木 隆生:2
1:東京慈恵会医科大学柏病院外科, 2:東京慈恵会医科大学外科

【はじめに】当科では破裂性腹部大動脈瘤(RAAA)に対してEVARを第一選択として治療している.今回その成績について報告する.【対象】過去3年間に Fitzgerald II からIV のRAAAで緊急EVARを施行した15例を対象.【結果】平均75歳で,男女比は11:4.AAA:9,腸骨動脈瘤:5,TAAA:1例.Fitzgerald II:7, III:4, IV:4例.11人(73%)が術前ショックであった.デバイスは1例のみEndurantで,他はExcluderを使用.手術時間:134分,出血量:302ml.手術死亡は3例(20%)で,Fitzgerald IVが2例,IIIが1例だった.腹部コンパートメントで再開腹した1例は再手術の翌日に失った.2例に血腫起因のDVTを併発.1例は軽快したが,1例は肺塞栓から心肺停止に至った.1例は血腫感染のためドレナージを行った.生存率と瘤関連死回避率は,30日:85.7, 85.7%, 6ヶ月:73.5, 73.5%, 1年:61.2, 73.5%であった.【結語】RAAAに対するEVARの成績は良好であった.適切な術式選択と残存血腫起因の合併症対策が肝要である.
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