演題

SY-16-6

局所進行膵体部癌に対するR0をめざした腹腔動脈合併切除の手術手技

[演者] 中村 透:1
[著者] 平野 聡:1, 市之川 正臣:1, 岡村 圭祐:1, 土川 貴裕:1, 田本 英司:1, 村上 壮一:1, 海老原 裕磨:1, 倉島 庸:1, 野路 武寛:1, 福田 直也:1, 那須 裕也:1, 七戸 俊明:1
1:北海道大学消化器外科Ⅱ

【緒言】局所進行膵体部癌は周囲の主要脈管浸潤を認める場合も多く, 術前適応判断と手術手技の洗練を要す. 腹腔動脈合併尾側膵切除術 (DP-CAR) に際し, 腹腔動脈 (CA) 周囲におけるR0切除と門脈合併切除の要点を概説する. 【方法】右側から膵頭部を授動. 左腎静脈上縁から右横隔膜脚を露出する層で右腹腔神経節, #16a2interリンパ節を郭清.上腸間膜動脈 (SMA) 根部からCA根部を露出しIPDA分岐部までSMA神経叢を背側から全周性に剥離. 最小限の剥離でCAテーピング. GDA分岐部でCHA遠位を切離. 左副腎・Gerota筋膜合切し尾側膵を授動.GDA圧痕から門脈の背側に向かって膵切離の後, 最後にCAを結紮切離する. 2~3cm以上の門切を要す場合は左腎静脈グラフトを置く. 【手術成績】77例に対しDP-CARを施行(うち門切47例). 68例 (88.3%) でR0切除が可能であった. R1切除の9例は, 膵断端4例, SMA剥離面2例, 後方剥離面2例, mpd+ (上皮内癌)1例. 全例CA断端は陰性.
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