演題

OP-235-7

中等度~高度腎機能不全(Grade 3b、4、5)患者に対するステントグラフト内挿術の腎機能と予後に関する検討

[演者] 立原 啓正:1
[著者] 手塚 雅博:1, 瀧澤 玲央:1, 馬場 健:1, 百川 文健:1, 萩原 慎:1, 原 正幸:1, 前田 剛志:1, 金岡 祐司:1, 石田 厚:1, 大木 隆生:1, 小澤 博嗣:1, 大森 槙子:1, 福島 宗一郎:1, 金子 健二郎:1, 太田 裕貴:1, 墨 誠:1, 黒澤 弘二:1, 戸谷 直樹:1, 佐久田 斉:1, 宿澤 孝太:1
1:東京慈恵会医科大学外科

(はじめに) 今回我々は中等度~高度腎機能不全(CKD)患者を対象に、ステントグラフト内挿術(SG術)で懸念されている造影剤腎症(CIN)やコレステリン塞栓症(CCE)の発症とその影響につき検討した。(対象と結果) 最近7年間、当科SG術1994例中278例(TEVAR:86例、EVAR:192例)を対象とした。その内CKD G3bは192例、 G4は75例、G5は11例であった。CIN発症は34例12%に認め、発症例において術前腎機能が有意に悪く(p=0.0015)、造影剤使用量が有意に多かった(p<0.0001)。生存率には差を認めなかった(p=0.26)。278例中4例にCCEを、2例に症候性のBlue toe synd.の発症を認めた。6例の生存日数(中央値)は5.5ヶ月と予後不良であった。CCEの1例に術後脳梗塞を、1例に腸管壊死の重篤な合併症を認め、この2例ではCINの発症も認めた。 (まとめ) 中等度~高度CKD患者に対するSG術において造影剤使用の大きな懸念は無い。CCEの発症には留意すべきである。
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