演題

OP-235-6

胸腹部大動脈瘤に対する枝付きステントグラフト内挿術における術後対麻痺リスクの検討

[演者] 福島 宗一郎:1
[著者] 大木 隆生:2, 秋葉 直志:1, 金岡 祐司:2, 石田 厚:2, 佐久田 斉:2, 戸谷 直樹:1, 立原 啓正:2, 黒澤 弘二:2, 墨 誠:2, 太田 裕貴:2, 金子 健二郎:2, 前田 剛志:2, 原 正幸:2, 宿澤 孝太:1, 萩原 慎:2, 瀧澤 玲央:2, 馬場 健:2, 百川 文健:2, 手塚 雅博:2, 百瀬 匡亨:1
1:東京慈恵会医科大学柏病院外科, 2:東京慈恵会医科大学外科

【はじめに】人工血管置換術不能と判断された胸腹部大動脈瘤(以下、TAAA)に対し、我々は枝付きステントグラフト内挿術(fenestrated stentgraft、以下f-SG)を行っている。当科でf-SG術後に対麻痺を発症した症例について、対麻痺と大動脈瘤治療長との関連を後ろ向きに検討した。【対象と結果】過去8年間に当科で行った待機的f-SGは98例で、術式はカスタムメイドf-SG 77例、自作f-SG 21例であった。平均大動脈瘤治療長は21.5cm(8.1-49.5)で、術後対麻痺は4例(4.1%)に認めた。対麻痺を呈した症例は、不全対麻痺の既往を有する大動脈瘤治療長28.7cmの1症例、大動脈瘤治療長40cm以上の2症例、大動脈瘤治療長33.2cmかつ2度の大動脈手術歴を有する1症例、であった。非対麻痺群の平均治療長は20.7cm、対麻痺群の平均治療長は39.4cmで有意差(p<0.0001)を認めた。【結語】TAAAに対するf-SGは低侵襲であるが、治療長の長い症例は術後対麻痺リスクが高く注意を要する。
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