演題

SY-16-5

R0を目指したmesopancreasの切除-腸回転解除を応用して

[演者] 鈴木 裕:1
[著者] 中里 徹矢:1, 横山 政明:1, 松岡 弘芳:1, 阿部 展次:1, 森 俊幸:1, 正木 忠彦:1, 杉山 政則:1
1:杏林大学外科

[背景]膵頭十二指腸切除術(PD)ではmesopancreasの処理は重要も,SMAを中心にらせん構造となりIPDA/第1空腸動脈(J1A)/共通幹の処理は困難.また,門脈合併切除例ではIPDA/J1A/共通幹根部に先行して門脈切除を行うため,煩雑になりやすい.[方法]右側結腸-回盲部および小腸間膜を後腹膜から授動し,SMAはSMVの右側-右背側に位置し,mesopancreasはSMAから右方へ水平に拡がる.後下膵十二指腸静脈の切離前のIPDA処理が容易で,膵頭部うっ血による出血を防止.門脈合併切除例では背側からのアプローチにより門脈切除に先行してIPDA/J1A/共通幹根部を処理,門脈再建も容易. [成績]腸回転解除例(28例)は従来法(74例)に比し手術が有意に短時間(479±104分vs511±117分),出血量も少量(646±398mlvs895±460ml).門脈合併切除も腸回転解除施行例のうち3例に施行し,背側アプローチにて安全に切除.[結論]腸回転解除術はmesopancreasの切除やIPDAの処理,門脈合併切除に有用な方法である.
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