演題

ラビットモデルにおける術前ベバシズマブ単独投与が消化管吻合部に及ぼす影響

[演者] 中村 勇人:1
[著者] 横山 幸浩:1, 上原 圭介:1, 江畑 智希:1, 國料 俊男:1, 角田 伸行:1, 伊神 剛:1, 菅原 元:1, 深谷 昌秀:1, 水野 隆史:1, 山口 淳平:1, 梛野 正人:1
1:名古屋大学腫瘍外科

【背景】 抗VEGF抗体であるBV (ベバシズマブ)は,切除不能大腸癌におけるkey drugの1つである.近年,術前治療にも適応拡大されつつあるが,術前BV投与による消化管吻合部の創傷治癒遅延の可能性が指摘されている.【目的】 術前BV投与の消化管吻合部での創傷治癒への影響を検討した.【方法】 ラビット生食(NS)投与群10匹,ラビットBV投与群10匹に対して,各投与1週間後に結腸,小腸での切除吻合を施行.吻合1週後に,以下の項目について比較検討した.1) 腸管吻合部の物理的張力 2)腸管吻合部の新生血管数【結果】 1) 消化管吻合部の物理的張力は,結腸ではBV群で低い傾向にあったが有意差は認めなかった.小腸ではBV群はNS群に比べて有意に低値であった. 2) 新生血管数は結腸,小腸ともにBV群はNS群に比べて有意に低値であった.【考察】術前BV投与が消化管吻合部の創傷治癒遅延因子の可能性が示唆された.
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