演題

炭酸アパタイトを用いた核酸医療の可能性

[演者] 山本 浩文:1
[著者] 井上 彬:1, 植村 守:1, 西村 潤一:1, 畑 泰司:1, 竹政 伊知朗:1, 水島 恒和:1, 土岐 祐一郎:1, 森 正樹:1
1:大阪大学消化器外科

(背景)核酸治療を実現する可能性を秘めた炭酸アパタイトの性能についてin vivo固形腫瘍モデルを用いて検討した。(方法と結果)1. 炭酸アパタイト, Invivofectamine 2.0(リポソーム)及びAtelogene(アテロコラーゲン)に蛍光標識したsiRNAを内包させ、固形腫瘍モデルを用いて経静脈的に投与したところ90分〜4時間後に炭酸アパタイトは高い腫瘍集積性を示した。一方、正常組織での炭酸アパタイトの集積は僅かであった。 2.Survivin標的siRNAを内包した各DDSをマウスに投与したところ、炭酸アパタイトのみで強い抗腫瘍効果が確認された。3.マウス、サルを使った炭酸アパタイトの反復投与においても、組織学的及び血液生化学的に異常を認めなかった。4. 速効性のメカニズムとして腫瘍間質液圧を低下させる作用を有することが分かった。(考察)核酸は抗癌剤と違って生体内ではすぐ分解されるため炭酸アパタイトのように速効性システムが有利である。
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