演題

SY-16-4

第2空腸動脈を基軸とする膵頭・十二指腸・上部空腸間膜郭清-バランスのとれたリンパ節郭清とDPM陰性化を企図して-

[演者] 木村 康利:1
[著者] 今村 将史:1, 伊東 竜哉:1, 及能 拓郎:1, 信岡 隆幸:1, 目黒 誠:1, 水口 徹:1, 古畑 智久:2, 平田 公一:1
1:札幌医科大学消化器・総合、乳腺・内分泌外科, 2:札幌医科大学第一外科

【目的】教室における膵頭・十二指腸・上部空腸間膜郭清の手技とアウトカムを検討した。【手技のポイント】起始部より15-20cmの空腸間膜内に空腸動脈第2枝(J2-A)を同定、中結腸動脈(MCA)根部、SMA・J2-Aで囲まれた領域を膵頭・十二指腸・上部空腸間膜として郭清する。なお、上部空腸静脈の温存、IPDA先行結紮は重要。1) T≦3症例;リンパ組織のみ郭清、2) 神経叢郭清;IPDA起点とする腫瘍側を部分的に郭清。【対象】07-14年の膵頭部切除連続206例のうち、09年9月からの161例に本法を適用。同時期の膵癌手術は77例。1) 適用前後での手術因子、2) 局所癌遺残度を検討した。【結果】在院死亡は2/206例(0.97%)、膵癌では0。1) 膵癌手術因子のうち出血量が有意に低下(前639→後462ml, p=0.018)、2) R0は同等(94.4→88.3%, p>0.05)、R2はなかった。【まとめ】J2A・MCA・IPDAをランドマークとする本手技は、SMA周囲リンパ節郭清・神経叢温存を行う上で合理的である。
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