演題

OP-232-4

単孔式腹腔鏡手術におけるadvantage—整容性の他に何を求めるか?術式の工夫を中心に—

[演者] 藤崎 滋:1
[著者] 高階 幹:1, 富田 凉一:2, 櫻井 健一:3, 高山 忠利:4
1:藤崎病院外科, 2:日本歯科大学外科, 3:日本大学乳腺内分泌外科, 4:日本大学消化器外科

当院の単孔式腹腔鏡手術は、虫垂切除・胆嚢摘出術に対し以下4点の留意し施行。1.安全性:胆摘は、右季肋部からmini loop retractorを挿入し胆嚢底部を牽引。摘出後、Penrose drainを挿入。2.利便性:虫垂切除は、回盲部を鏡視下に授動、臍部創外へ引き出し虫垂間膜処理、虫垂切除を施行。自動縫合器等は不要。胆嚢摘出は、臍部の創から容易に摘出可能。3.経済性:安価なE.Zアクセスを使用、鉗子操作性・気密性良好。4.整容性:臍部小開腹時に腹壁の各層の構築を可及的に分離しないように留意、閉腹時に整容性を保持し縫合。39例(胆嚢摘出27例、虫垂切除12例)に単孔式腹腔鏡手術を施行。開腹へのコンバートはなし。胆嚢摘出症例中3例(肝硬変合併2例、高度肥満例)にポートを追加。合併症はSSIを3例、腹壁瘢痕ヘルニアを1例に認めたのみ。単孔式腹腔鏡手術は整容性以外にも臓器摘出時の利便性にadvantageがあり、安全性・経済性も満足できる手術であった。
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