演題

OP-231-1

結腸癌手術における至適腸管切除長の検討

[演者] 小澤 平太:1
[著者] 森谷 弘乃介:1, 和田 治:1, 藤田 伸:1, 固武 健二郎:1
1:栃木県立がんセンター外科

【目的】腸管切除長の「10cmルール」の妥当性を明らかにする.【対象】1986年10月-2008年12月に切除した結腸癌766例.【方法】1.腸管傍リンパ節を3群に分類しそれぞれの転移率を調査した.2. pT3/T4かつpN(+)でOW・AW距離がいずれも10cm以上であった症例と10cm未満の症例の生存率を比較した.【結果】1. pT1(n=86),pT2(n=65)ではいずれもリンパ節転移はすべて腫瘍辺縁から5cm以内であった.またpT3(n=449),pT4(n=166)でも10cmを越える位置でのリンパ節転移はなかった.2. 切除腸管長別の生存率 (10cm以上vs. 10cm未満) は 5y-DFS: 70.4% vs. 64.9 % (p=0.4556),5y-OS: 77.8% vs. 80.3% (p=0.8103) と、予後に差はなかった.【考察】結腸癌に対する切除腸管長は口側肛門側ともに10cmを目安として、5-10cmに存在する腸管傍リンパ節を確実に郭清すれば根治性が保たれることが示唆された.【結論】結腸癌に対する10cmルールは妥当である.
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