演題

Semi-dry dot-blot(SDB)法を応用した新規乳癌リンパ節転移診断法キット化の試み

[演者] 大坪 竜太:1
[著者] 及川 将弘:2, 矢野 洋:1, 進藤 久和:1, 松本 恵:1, 福島 絢子:1, 柴田 健一郎:3, 谷口 英樹:3, 永安 武:1
1:長崎大学腫瘍外科, 2:国立病院九州がんセンター乳腺科, 3:日本赤十字社長崎原爆病院外科

SDB法は上皮成分であるCytokeratin(CK)に対する膜上での迅速免疫染色でリンパ節転移を検出する新規手法で,入割したリンパ節の洗浄液を用いるため残ったリンパ節組織で病理診断を併用できる.今回SDB法を応用した新規リンパ節転移診断法のキット化を試みた.病理学的に転移陽性と判断されたセンチネルリンパ節(SLN)と郭清リンパ節26個,転移陰性と判断されたSLN42個を対象とし,新規作成した抗CK19抗体を用いたSDB法で評価し,永久病理標本の結果と比較した.また,抗体濃度を1.0μg/ml,0.1μg/mlとし,転移の大きさでの差異を検討した.転移陽性26リンパ節の全て転移陽性と判断,転移陰性42リンパ節のうち38個を陰性と判断でき,感度100%,特異度90.5%,一致率は94.1%であった,また,5個の微小転移では,0.1μg/mlの抗体濃度による陽性判定が難しかった.新規抗CK19抗体によるSDB法では高い感度が得られ,抗体濃度差を利用して転移の大きさを推定できる可能性が示唆された.
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