演題

分子生物学的手法を併用した乳癌センチネルリンパ節転移陽性例における腋窩リンパ節転移予測スコアの関する臨床研究

[演者] 小倉 拓也:1
[著者] 木下 貴之:1, 神保 健二郎:1, 麻賀 創太:1, 北條 隆:1
1:国立がん研究センター中央病院乳腺外科

【背景】ACOSOG Z0011試験でセンチネルリンパ節(SLN)転移陽性例の腋窩郭清(ALND)省略の可能性が示唆された。non-SLNの転移予測は、ALND省略や術後補助療法の強度の決定に重要である。【対象・方法】対象は2010年2月~2013年6月に当院で組織診断法とOSNA法の併用法でSLNを評価した1158例。うち311例はSLN陽性でALNDを追加。SLNの転移状況を点数化し、その総和をNCC-SLN転移スコア(以下NCSスコア)とし算出し、術中のnon-SLN転移予測モデルを作成し検討した。【結果】NCSスコアは、浸潤性乳管癌においてnon-SLN転移陽性率と強い相関があり、NCSスコア3点以下で12%、4~12点で37%、13点以上で75%であった。また、NCSスコア9点以下でのnon-SLN転移個数は0.4個、10点以上で3.4個であった。【結論】NCSスコアは、non-SLN転移陽性率・転移個数と強い相関があり、術中のALND省略の判断基準や術後補助療法決定の一助となりうる。
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