演題

Stage I, IIA乳癌に対する腋窩センチネルリンパ節生検の検討

[演者] 平田 勝:1
[著者] 名取 恵子:1, 尾身 葉子:1, 尾辻 和尊:1
1:JR東京総合病院外科

StageI、IIA乳癌にセンチネルリンパ節生検を施行した667例を対象とした(I 416例、IIA 251例)。腋窩リンパ節郭清を施行した205例(I 75例、IIA 130例)を郭清群とし、腋窩リンパ節切除を行わなかった74例(I 40例、IIA 34例)を腋窩非手術群とした。[方法]染色法で診断されたSNが転移陰性の場合、腋窩リンパ節郭清は行わず、陽性の場合、郭清を施行した。[結果]SN群では、Stage Iで58例、Stage IIAで74例にリンパ節転移が認められ、3個以上転移症例は、Stage Iで11例、Stage IIAで15例であった。5年無再発率では、SN群と郭清群との間に統計学的有意差を認めず、腋窩非手術群では両群と有意に低かった。SN群における腋窩リンパ節再発はIで4例、IIAで2例であり、郭清群では、腋窩リンパ節再発は認められなかった。[考察]SNが転移陽性では、約20 %に3個以上のリンパ節転移が認められ、SN転移陽性例にリンパ節郭清を一律に省略することは慎重であるべきと考えられた。
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