演題

センチネルリンパ節転移陽性郭清省略候補症例の臨床病理学的検討

[演者] 吉永 康照:1
[著者] 榎本 康子:1, 中村 茉美花:1, 山下 眞一:1, 岩﨑 昭憲:1
1:福岡大学呼吸器・乳腺内分泌・小児外科

【目的】SLN転移陽性でACOSOG Z11の適応症例について臨床病理学的に検討した。【対象と方法】1999年6月より2014年5月までにSLN生検を行った浸潤性乳癌T1-2N0M0でSLN生検と乳房部分切除を行い、SLNに1-2個の転移を認めた32例を対象とした。【結果】センチネルリンパ節転移個数は1/2個で、26/6例。微小転移10例、マクロ転移22例で、微小転移の4例は術中診断できず郭清していない。非SLN転移を12例に認め(42.6%)、うち3例はSLN微小転移症例が含まれていた。非SLN転移は、年齢、腫瘍径、組織型、サブタイプ、摘出SLN個数、転移巣サイズとは相関がなかったが、SLN転移個数/摘出個数(占有率)に有意差を認めた(0.84vs0.52, p=0.004)。32例のうち再発を2例(肺1例、骨1例)に認めたが、微小転移例には無かった。【考察】リンパ節転移占有率が高い症例では、非SLN転移例が含まれるが、非郭清でも従来の郭清と予後に差がないのか長期観察が必要と考えられる。
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