演題

術後薬物療法の適応からみたセンチネルリンパ節転移陽性のLuminal乳癌に対する腋窩リンパ節郭清の省略

[演者] 野田 諭:1
[著者] 高島 勉:1, 石原 沙江:1, 浅野 有香:1, 田内 幸枝:1, 倉田 研人:1, 德本 真央:1, 森崎 珠実:1, 柏木 伸一郎:1, 川尻 成美:1, 小野田 尚佳:1, 平川 弘聖:1
1:大阪市立大学腫瘍外科

はじめにLuminal乳癌ではリンパ節転移個数や他の病理学的因子から術後化学療法が考慮されることが多い。ACOSOG Z0011の結果の下に腋窩郭清を省略すれば総転移個数の情報はないが、高度なリンパ節転移を予測できる因子があれば化学療法追加の判断材料になる。センチネルリンパ節(SN)転移陽性のLuminal症例における、4個以上のリンパ節転移を予測する因子を検討した。方法SN転移陽性と診断され腋窩郭清が行われたER陽性かつHER2陰性の83例を解析した。結果術後化学療法は40例(48%)に施行されたが、施行例はリンパ管侵襲陽性や4個以上のリンパ節転移陽性例に有意に多かった。4個以上のリンパ節転移を予測しうる因子を検討すると、T因子と陽性SN転移個数/摘出SN個数(SN比)が独立した予測因子であった。考察T因子やSN比は、Luminal乳癌のSN転移陽性かつ腋窩郭清省略例での、高度なリンパ節転移を予測し、化学療法の適応を決定する因子になる可能性が示唆された。
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