演題

当院における乳房切除術後の胸壁再発とその治療法の検討

[演者] 大西 舞:1
[著者] 宮本 博美:1, 後藤 理紗:1, 本田 弥生:1, 井寺 奈美:1, 堀口 和美:1, 有賀 智之:1, 山下 年成:1, 黒井 克昌:1
1:がん・感染症センター都立駒込病院外科

乳房切除術後の胸壁再発は,予後不良因子といわれているが, その治療に関して明確な指針はない. 今回,当院における胸壁再発と治療法について検討した.対象は当院で2000年から2012年に乳房切除術を行った1730例のうち初再発部位が同側胸壁であった25例について検討した.結果は, 治療開始時年齢中央値59歳, 観察期間中央値4.7年, 手術から胸壁再発までの期間は中央値2.3年であった. subtypeは,luminal/ luminal-HER2/ HER2/ triple negative(TN)がそれぞれ8/ 4/ 5/ 8例であった.胸壁再発巣の治療は,切除が5/ 0/ 0/ 2例, 照射が0/ 0/ 1/ 2例, 化学療法が0/ 2/ 4/ 2例であった. 無再発生存は切除例のうち遠隔転移を伴わない3例であった. 15例に遠隔転移が出現し, このうち化学療法により病勢コントロール良好例を3例認めた. また乳癌特異的死亡は15例で認めた.胸壁再発の予後は不良であるが, 遠隔転移を認めても化学療法により長期生存している例も認めた.
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