演題

乳癌原発巣の腫瘍径とリンパ管浸潤による腋窩リンパ節転移予測の可能性

[演者] 龍城 宏典:1
[著者] 藤井 孝明:1, 矢島 玲奈:1, 大曽根 勝也:1, 高橋 遼:1, 高田 考大:1, 須藤 利永:1, 森田 廣樹:1, 堤 荘一:1, 桑野 博行:1
1:群馬大学病態総合外科

乳癌においてセンチネルリンパ節(SLN)転移陰性例に加え、転移陽性例に対する腋窩リンパ節郭清省略も検討されてきている。我々はSLNにおいてリンパ節外浸潤(ECI)を認めない症例では腋窩郭清を省略できる可能性を報告してきた。原発巣からリンパ節への転移にはリンパ管浸潤(ly)が必要であり、今回、lyがリンパ節転移陽性の予測因子となり得るか検討した。cN0乳癌にてSLNBを施行した161例を対象とし、原発巣の最大径、lyを含めた臨床病理学的因子を検討し、リンパ節転移との関連を検討した。161例中リンパ節転移は40例(24.8%)に認め、リンパ節転移と、ly、腫瘍径は優位な相関を認めた。ly陰性かつT1以下の症例ではリンパ節転移は104例中3例のみ(2.9%)であり、リンパ節転移個数はいずれも1個のみであった。今回の検討よりcT1かつly陰性症例では腋窩郭清を省略できる可能性が示唆される。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版