演題

HER2陽性乳癌中枢神経系転移症例に対する治療戦略

[演者] 西村 顕正:1
[著者] 西 隆:1, 諸橋 聡子:1, 岡野 健介:1, 内田 知顕:1, 袴田 健一:1
1:弘前大学消化器乳腺甲状腺外科

【緒言】HER2陽性乳癌の中枢神経系(以下、CNS)転移を生じた症例を検討し、治療戦略を考察したので報告する。【対象と方法】2001年1月から2013年12月までに当科で手術を施行した乳癌症例で、術後に脳転移(髄膜播種も含む)が判明した症例を対象とした。検討内容は手術時の病理結果、手術後CNS転移が判明するまでの期間、転移後の治療内容および生存期間等とした。【結果】CNS転移が判明した症例は14例であり、6例がHER2陽性であった。CNS転移後の生存期間をHER2発現の有無で比較すると、HER2陽性症例が有意に延長していた(p=0.035)。HER2陽性では2年以上生存している症例を3例認めるが、これらの症例は局所コントロールを行い、抗HER2療法を含む全身治療を行った症例であった。【結論】HER2陽性乳癌症例に対して、脳転移巣の局所コントロールが可能な症例であれば、積極的に局所治療を行い、その後抗HER2薬を含む全身治療を行うことが必要である。
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