演題

転移再発トリプルネガティブ乳癌に対するテーラメイド癌ペプチドワクチン療法 第Ⅱ相試験

[演者] 高橋 龍司:1
[著者] 唐 宇飛:2, 岩熊 伸高:2, 中川 志乃:1, 松枝 智子:3, 山田 亮:3, 伊東 恭悟:3, 赤木 由人:2, 笹田 哲朗:3
1:国立病院九州医療センター乳腺センター, 2:久留米大学外科, 3:久留米大学免疫・免疫治療

背景:転移再発トリプルネガティブ(TN)乳癌に対する治療手段は少なく,革新的な治療法の開発が待たれている.我々が研究してきたテーラメイド癌ワクチン療法の転移再発乳癌における治療成績について報告する.方法:2009年1月~2013年4月までに79例が登録され,TN型18例,ルミナル型41例,HER2陽性型18例,不明2例.4種のHLA型に適合した癌抗原のうち,血漿中で特異的抗体反応を示したものを最大4つ選択し,患者へ投与した.癌ワクチン投与前後での特異的なTリンパ球反応や抗体反応を分析した.結果:免疫反応性はサブタイプに関わらず多数の患者にて増強された.治療効果はCR3例,PR6例.PFSおよびOSの中央値は,TN型で7.5カ月と11.1カ月,ルミナル型で12.2カ月と26.5カ月,HER2陽性型で4.5カ月と14.9カ月.結語:テーラメイド癌ペプチドワクチン療法は転移再発TN乳癌においても安全に実施でき,高率な免疫反応の誘導と臨床効果をもたらすことが示唆された.
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