演題

乳房部分照射を用いた乳房温存療法:6年間における238症例の治療成績

[演者] 佐藤 一彦:1
[著者] 渕上 ひろみ:1, 水野 嘉朗:1, 竹田 奈保子:1, 下 貴裕:2, 窪田 淳:2, 井上 裕子:3, 瀬戸 裕:4, 加藤 雅宏:2
1:東京西徳洲会病院乳腺腫瘍科, 2:東京西徳洲会病院放射線科, 3:井上レディースクリニック, 4:瀬戸病院

[はじめに]乳房温存療法における全乳房照射(WBI: Whole Breast Irradiation)に代わり,乳房部分照射(PBI: Partial Breast Irradiation)が注目されている.我々は小線源を用いたPBIを開始し約6年が経過したが,その間のWBI症例と比較し有用性を検証した.[方法] 2007年10月~14年9月の全症例を対象とした.センチネルリンパ節転移陰性,40歳以上,腫瘍径3cm以下で患者が希望する場合にはPBIを施行している.WBIは全乳房に1回2Gyを週5日で総線量50Gy照射,PBIは,術当日より5-6日間32Gy照射している.[結果]乳房温存手術は350例に施行し,WBIは112例(平均50.9歳),PBIは238例(平均50.9歳).平均観察期間は2.9年,同側乳房再発はいずれも2例(1.8% vs 0.8%; p=0.80).3年無再発生存率は98.4% vs 96.2%(p=0.80),全生存率は98.9% vs 97.9%(p=0.39)と有意差を認めなかった. [結語]本邦乳癌患者においても,PBIは症例選択により有用である可能性が示唆された.
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