演題

当科における皮膚温存乳房切除の成績

[演者] 金井 敏晴:1
[著者] 寺田 志洋:1, 小野 真由:1, 大場 崇旦:1, 家里 明日美:1, 福島 優子:1, 花村 徹:1, 伊藤 勅子:1, 前野 一真:1, 伊藤 研一:1
1:信州大学乳腺内分泌外科

当科では広い乳管内病変を伴う乳癌に対して2000年より皮膚温存乳房切除(nipple/skin sparing mastectomy:NSM/SSM)を行っている。手技および成績について検討した。2014年までに本術式を施行した乳癌62例。全例女性で年齢45.9歳。NSM27例、SSM35例で、57例は一次再建が行われ再建方法は人工物43例、自家組織14例であった。38例が非浸潤癌(平均46mm)であり24例は浸潤癌であった。浸潤癌のうち10例は30mm以上の乳管内進展を伴っていた。NSMでは断端陽性で後日乳頭切除を行った症例が4例認められた。また乳腺辺縁断端陽性1例には再手術を施行し、皮膚側断端陽性疑い1例には局所皮膚への外照射を行った。平均観察期間80カ月で局所再発・遠隔再発ともに認められず、良好な成績であった。当科では主に広範なDCISを対象としている。乳頭近傍まで病変が及ぶ場合は乳頭は温存せず二期的な乳頭形成術に委ねている。整容性に優れ予後的にも劣らず、本術式は有用である。
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