演題

乳癌のOncoplastic surgery ~乳腺外科医のすべきこと~

[演者] 高橋 麻衣子:1
[著者] 林田 哲:2, 神野 浩光:2, 貴志 和生:3, 北川 雄光:2
1:慶應義塾大学病院腫瘍センター, 2:慶應義塾大学一般・消化器外科, 3:慶應義塾大学形成外科

乳頭温存乳房切除術(NSM)は、腫瘍学的根治性及び乳房再建術の併用により優れた整容性が期待される術式である。腫瘍学的根治性を得るために十分な乳腺及び皮下組織切除が必要であるが、優れた整容性を得るためには皮弁剥離時の皮静脈損傷および乳頭壊死を防ぐことが重要であり、乳房皮膚、皮下組織及び乳頭の解剖を意識した手技が求められる。また乳腺外科と形成外科医との細やかな連携は必要不可欠である。当院におけるNSM施行時の注意点や工夫を供覧し、2001年1月から2013年8月までNSMを施行したstage 0-III乳癌98例の有用性についての検討を報告する。年齢中央値は46.0歳 (29-68)。観察期間中央値37.3カ月 (1-136)において局所再発を4例 (4.1%)に認めた。同時期に施行した乳房切除術 (Bt)群474例と比較し、2群間の局所再発率に有意差は認めなかった(p=0.16)。NSMは症例を選択すれば安全かつ優れた整容性が期待できる術式である。
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