演題

OP-223-6

胃癌根治術後フォローアップにおける血中CA72-4偽陽性例に関する検討

[演者] 平木 修一:1
[著者] 辻本 広紀:1, 野村 信介:1, 伊藤 希:1, 兼松 恭平:1, 山崎 健司:1, 永田 健:1, 原田 学:1, 堀口 寛之:1, 青笹 季文:1, 山本 順司:1, 長谷 和生:1
1:防衛医科大学校外科

CA72-4はムチン性腺癌で高い陽性率を示し、偽陽性が低く、治療経過のモニターとして有用とされている。胃癌術後フォローアップ中にCA72-4が偽陽性を来した症例の臨床的特徴を検討した。【対象/方法】当科で胃切除術を施行しCA72-4を測定した187例。CA72-4の上昇例において、臨床的に再発なしと判断したもの、あるいはその後の再検査によりCA72-4値が正常化したものを偽陽性とした。【結果】偽陽性は17例(9%)に認め、陽性時のCA72-4平均値は15.4 (7.2-59.8)U/mlであった。他の腫瘍マーカーの上昇はいずれの症例でも認められなかった。同時期の内視鏡検査で、食道裂孔ヘルニアや逆流性食道炎を有する症例が14例(82.4%)と高率であった。CTでは腹壁瘢痕ヘルニアが2例、内ヘルニアが1例、胆道拡張が1例に認められた。【結語】CA72-4は術後経過において9%で偽陽性を認めた。偽陽性を示す病態について、今後さらに症例数を蓄積して検討する必要があると考えられた。
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